1:ダーツの基礎知識【歴史篇】

そもそもダーツって何だろう?

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ダーツとは、ダーツボードと呼ばれる30センチから40センチの円形の的に、一定の距離から手投げの矢(ダート(dart)、複数形がダーツ(darts))を投げ、得られた得点により優劣を競う射的競技である。ポイントと呼ばれる鏃(矢尻=やじり)に金属を用いたスティール・ティップ・ダーツまたはハードダーツ(Steel Tip Darts)と、プラスチックなどの比較的やわらかい素材を使うことで安全性を高めたソフトダーツ(Soft Tip Darts)があり、スティール・ティップ・ダーツでは2メートル37センチ(厳密には236.855cm)、ソフトダーツでは2メートル44センチ(厳密には243.84cm)離れたところから投げる。ボードの狙った場所にダーツを命中させる技能性だけでなく、ゲームルールによっては高度の戦略性をも要求され、精神的な要因に結果が大きく左右される、デリケートな一面を有するスポーツである (Wikipediaより)。

ダーツの発祥は14世紀のイギリスまで遡ります。
戦争中、酒場にたむろしていた兵隊さんが余興でワイン樽に矢を投げ始めたことに起源があると言われています。

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他のスポーツに比べると随分古い歴史を持っていますね。

暫くは木を輪切りにしたものに向かって矢(ダーツ)を投げていたのですが、20世紀半ばくらいにNODOR社がサイザル麻を圧縮して「ブリッスルボード」と呼ばれるものを発明しました。

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ブリッスルボードに対して、先端(ポイントと呼ばれる)が金属製のダーツを使用していました。
これが近代ダーツの原点です。

その後、1980年代にアメリカのメダリスト社が自動計算機能を持つ、プラスチック製のボードで構成されたエレクトリックダーツを開発します。

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このエレクトリックダーツはポイントが樹脂製のものを使うことが求められました。

ここでダーツという競技は、ブリッスルボードと金属製のポイントが付いたダーツを使う「ハードダーツ」と、エレクトリックダーツマシンと樹脂製のポイントが付いたダーツを使う「ソフトチップダーツ」に分かれました。

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それは野球の軟式・硬式、テニスの軟式・硬式なんかと同じ感覚ですね。

日本ではハードダーツは根強い人気がありましたが、遊べる場所が少なく流通しているグッズも少なかった為、とてもマイナーな存在でした。
そこに手軽で安全なソフトチップダーツが登場すると、ソフトチップダーツの人気は大爆発します。

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六本木、渋谷、新宿と繁華街では流行に敏感な人たちがこぞってソフトチップダーツにのめり込みました。
かく言う私もその一人でした。

ソフトチップダーツは進化し続け、ICカードを用いて個人記録が残せたり、ネットワーク対戦機能が付いたマシンが登場したことによって、更に人気は上がり続けました。
競技人口はうなぎのぼりに増え、大会などが頻繁に行われ、遂にはソフトチップダーツのプロ団体まで発足しました。

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ただし、そういった流れはあくまで日本に限られた現象であり、海外、特にヨーロッパでは相変わらずハードダーツの人気の方の方が上でした。

しかし、近年こういった構図がまた変わりつつあります。

日本ではハードダーツにも注目が集まるようになって来て、競技人口も増え始め、世界に挑戦する選手も現れ始めました。
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逆に海外では、ソフトチップダーツの人気が徐々に出始めて、世界で広く大会が行われるようになりました。
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ハードダーツとソフトチップダーツはお互いを刺激し合いながら、日々発展を続けている競技です。
最近は、以前よりだいぶメジャーな競技になってきてはいますが、世間一般の知名度はまだ低く、競技としてはマイナーな部類でしょう。
オリンピックの競技になるくらいメジャーになって欲しいものです。

ダーツはルールが簡単ですし、道具も安く揃えることが出来るので、気軽に始められることが出来ます。
ところがその奥は深く、やればやるほどその楽しさが広がっていく素晴らしい競技です。
興味が沸いたら、取り敢えず始めてみることをお勧めします。

ダートスタイルはダーツに少しでも興味がある方、ダーツに一生を捧げている方、ダーツを愛する全ての方々の活動を心より応援しています。

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